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  すかいらーく創業者  
  茅野亮[ちのたすく]  
  (1934〜)  
 

1934年12月12日長野県。

1962年(昭和37)4月、東京都北多摩郡のひばりが丘団地内に設立されたことぶき食品有限会社を前身とする。多摩地域を中心とした食品スーパーとして成長し、1969年7月に株式会社に改組したが、大手スーパーの攻勢などによって成長がにぶったために、1970年7月、府中市に「すかいらーく」1号店を出店して成功をおさめ、以後ファミリーレストラン経営に転身した。1974年11月に現社名に改称した。「すかいらーく」の名称は英語でヒバリを意味し、創業地の団地名からとられた。

1975年には立川市、1977年には埼玉県東松山市にセントラルキッチン(集中食材加工工場)を開設して、業容の拡大に対応した。1978年7月に株式の店頭公開を、1982年8月に上場をはたし、1984年10月には、アメリカの大手ハンバーガーチェーン、レッド・ロビン・インターナショナルに資本参加して海外進出もすすめた。また、1983年にスタートした「藍屋」は和食ブームで急成長をとげて1985年に分社化、1987年12月にはバーミヤンを設立するなど、業態の多様化とグループの拡大を推進した。

1992年(平成4)度決算では、平成不況突入の影響などによる初の経常減益を記録したが、1993年7月から、それまで子会社で実験的に展開していた「ガスト」の本格展開をスタートさせた。同店は、従来の「すかいらーく」よりも低価格・低コスト店であり、若者を中心にブームをよんだ。そのため、地方などへの新規出店だけでなく、伸び悩みのめだつ既存店もガストへの転換がすすめられた。1997年2月、すかいらーくグループ全体の店舗数は1484店、そのうち「すかいらーく」は903店、「ガスト」は490店にのぼる。

 
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