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  TDK中興の祖  
  素野福次郎[そのふくじろう]  
  (1912〜2004)  
  1912(大正元)年兵庫県生まれ。1930(昭和5)年神戸育英商業卒、神戸高等工業(現神戸大学)中退。1932(昭和7)年鐘淵紡績に入社、5年間勤めるが、慶應義塾大学出身者以外は重役になれないことに嫌気がさして辞表を出す。
1937(昭和12)年東京工業大学の加藤与五郎教授が発明した世界最初のフェライトコアの生産を目的として1935(昭和10)年12月設立された従業員4人の東京電気化学工業(TDKの前身)に入社。フェライトの営業に情熱を注ぎ、同社の基礎を築く。1969(昭和44)年1月代表取締役社長に就任。1983(昭和58)年2月代表取締役会長に就任。1987(昭和62)年相談役に退いた。社長時代には、工場の海外進出や磁気テープ部門の積極拡大などを進め、TDKを世界最大の磁気テープメーカーに育てる。

2004(平成16)年4月12日急性呼吸不全のため逝去、91歳。

(2004/4/19)

 
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