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  ダイエー創始者  
  中内功[なかうちいさお]  
  (1922〜2005)  
  1922年兵庫県神戸市生まれ。ダイエーを流通業界の最大手に一代で築き上げたスーパー王、経団連副会長も務めた。神戸高等商業(現神戸商科大学)卒業。日本綿花(現ニチメン)に入社。召集されてソ満国境に送られる。フィリピンに転戦。重傷を負うも、終戦後、捕虜となる。復員後、神戸三宮に薬局を設立。医薬品の現金問屋を大阪平野町に設立。大栄薬品工業株式会社(現ダイエー)設立。1957年(昭和32)4月、大阪市千林駅前に「主婦の店ダイエー」第1号店創立。1972年、小売業日本一に。80年、年間売上高1兆円突破。オープンしてから40年で、グループの売上高5兆円規模の小売業に成長させた立志伝中の経営者。規模拡大の強気の経営で小売業界をリードしてきた。徹底した安売り商法で驚異的な売上を伸ばした。その後も、関連企業300社、社員数10万人のCEOとして活躍するも、これまでの拡大路線による巨額の借入金と売上不振による経営危機が表面化。その責任を取る形で、99年1月、社長を辞任、経営の一線を退き、会長職に専念する。2000年10月、代表権返上。小売業売上高1位の座を28年ぶりにセブン―イレブン・ジャパンに譲った。2001年5月には取締役を辞任。創業以来のオーナー支配に終止符を打つ。2005年9月19日逝去。享年83歳  
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