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  東京電力会長、経団連第7代会長  
  平岩外四[ひらいわがいし]  
  (1914〜)  
 

1914(T3)年8月31日、愛知県常滑市に生まれる。6歳のとき父親を亡くし雑貨商を営んでいた母親に育てられる。旧制中学、八高、東京大学法学部へと進む。1939(S14)年に卒業と同時に東京電灯(現・東京電力)に入社。しかし1941(S16)年に召集、太平洋戦争の末期、ニューギニア戦線でジャングルを敗走、飢えと熱病のため、107名の戦友のうち生存者7名という体験をする。終戦後、復職。本社総務部秘書課時代に東京電力、中興の祖・木川田一隆氏の目にとまり、労務部給与課基準係長をへて1955(S30)年総務課長就任以来木川田氏に徹底的に鍛えられる。1964(S39)年総務部長、1968(S43)年54歳で取締役、1971(S46)年常務、1974(S49)年末席常務から一足飛びに副社長、1976(S51)年10月東京電力社長就任。1984(S59)年6月会長就任。1978(S53)年経団連副会長に就任。1990(H2)年経団連会長に就任。無類の読書家で蔵書は3万冊に迫る。エネルギー問題の泰斗てきな存在。

 
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