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徳島県鳴門市生まれ。地元中学を卒業後、父の経営する大塚製薬工業部に入り、昭和22年、代表者となった。25年に大塚化学薬品の社長、昭和39年に大塚製薬社長に就任。その後、大塚グループの総帥として経営の指揮に当たった。昭和51年に代表会長。49年には藍綬褒章を受章した。
「より多くの人に幸せ与える」信念で、医薬用注射薬から大衆薬に進出。第一弾として「オロナインH軟膏」を昭和28年市場に送り出した。その後、「オロナミンC」「ポカリスエット」などの飲料をヒットさせるなど、わずか従業員17人の町工場を一代で国内第2の製薬グループに育て上げた。2000年4月17日、呼吸不全のため東京都文京区の病院で逝去。83歳。
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