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  新日本製鉄社長、経団連第5代会長  
  稲山嘉寛[いなやまよしひろ]  
  (1904〜1987)  
  1904年(明治37)1月、東京の銀座に稲山銀行頭取の2男として生まれた。27年(昭和2)、東京帝国大学経済学部商業学科を卒業、翌年、商工省製鉄所(官営八幡製鉄所)にはいったが、34年の製鉄大合同により日本製鉄の所属となった。 第2次世界大戦後の1950年、GHQの方針によって日本製鉄は八幡製鉄と富士製鉄に分割されたが、その際、八幡製鉄の常務兼営業部長となった。62年に同社社長に就任、65年には鉄鋼連盟第5代会長に選出され、14年間その任にあった。また、「鉄は国家なり」の信念にもとづき、八幡、富士両製鉄所の合併を推進、70年に新日本製鉄を誕生させて社長の座についたが、73年には会長にしりぞいた。 経団連会長として 1980年に経団連会長に就任。86年に経団連の会長から名誉会長にしりぞいた。  
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