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  再建王・来島グループ  
  坪内寿夫[つぼうちひさお]  
  (1914〜1999)  
 

1914(T3)年、愛媛県松前町生まれ。弓削商船卒業後、旧南満州鉄道に勤務、敗戦後はシベリアに約3年間抑留された。復員後の1949(S24)年、松山市内で映画館経営を始め成功。1953(S28)年に来島どつくの再建を引き受け社長に就任し、小型標準船と独特の月販方式をテコに急成長。その後も佐世保重工業など造船会社の再建を相次ぎ引き受け、巨大な造船グループを築いた。

このほか、日刊新愛媛、オリエンタルホテル、東邦相互銀行、関西汽船などの再建にも着手、“再建王”と呼ばれた。また、奥道後開発など観光開発にも尽力。一時は180社、従業員1万数千人に及ぶ一大グループ企業に育て上げた。作家、故柴田錬三郎氏の小説「大将」のモデルともなった。。

 
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