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  カシオ計算機創業者  
  樫尾忠雄[かしおただお]  
  (1917〜1993)  
  父・樫尾茂、母・キヨノの長男として1917年、高知県南国市植田で生まれる。高知の山村生活に見切りをつけた両親に連れられ5歳で東京へ上京。高等小学校を終えると共に、家計を助けようと機械工の道に進み、苦学しながら早稲田工手学校(早稲田大学専門学校の前身)を卒業、軍需工場などに勤める。

1946年4月東京三鷹市に樫尾製作所を創業。当初は精密機械加工業をいとなんでいたが、1950年ごろから電気式計算機の開発にとりくみ、1954年12月に試作第1号機を完成させた。1957年6月、リレー素子をつかった世界初の純電気式小型計算機「カシオ14-A型」を商品化するとともに、現社名のカシオ計算機株式会社と株式会社に改組して全国販売を開始した。その後も電卓、デジタルウオッチ、電子楽器、ポケットテレビ、録画・再生一体型カメラなど次々と画期的な新製品を低価格で発表し、消費者のニーズに応え、急成長を遂ける。1988年、弟に社長の座を譲り、相設役に退いた。

 
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