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  鈴木商店の大番頭  
  金子直吉[かねこなおきち]  
  (1866〜1944)  
  高知県生まれ。明治19年、神戸にあった鈴木商店に入る。店主・鈴木岩次郎の死後、未亡人・鈴木ヨネの下で大番頭に抜擢されたがその直後、樟脳(しょうのう)の相場に失態を演じて店を倒産寸前に追い込んだことがある。しかし、その後、第一次大戦で鈴木は飛躍的な発展を遂げ世界的商店へと発展。大正から昭和初期にかけて三井・三菱をしのぐ大商社となる。昭和二年、金融恐慌の渦中で放漫な貸付を行っていた台湾銀行と、その最大の融資先である鈴木商店との関係が政治問題化し、倒産。鈴木商店は倒産後「日商」となる。  
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