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  関西経済連合会会長、東洋紡名誉顧問  
  宇野収[うのおさむ]  
  (1942〜2000)  
  京都府生まれ。1942年東大法学部を卒業し、45年大建産業に入社。同社から分離された呉羽紡績を経て、66年の合併で東洋紡に。78年社長。会長などを経て97年6月から名誉顧問。呉羽時代の部下には、橋本龍太郎元首相がいた。87年5月、日向方斉氏の後を受けて関経連会長に就任。3期半、7年間の会長在任中、関西空港の建設促進・開港に尽力したほか、関西文化学術研究都市建設など、関西の大規模プロジェクトの推進に指導力を発揮した。94年5月、関経連の後任会長に、住友電気工業会長だった川上哲郎氏を指名。後継会長の本命は小林庄一郎・関西電力会長だったが、地方の経済団体トップを電力関係者が占めることを避ける、などの理由で小林氏をあえて指名しなかった。この人事を巡っては、地元財界関係者の反発も招いた。90年10月に発足した臨時行政改革推進審議会(第3次行革審)で、会長代理として最終答申のとりまとめにかかわったほか、国会等移転調査会、地方制度調査会の各会長を歴任、地方分権の推進に取り組んだ。2000年11月12日、胆管がんのため大阪市の病院で逝去。83歳。  
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